海外送金(国際送金)する際に気になるのが、べらぼうに高い送金手数料(振込手数料)。
そこで、今回は、大手都市銀行やゆうちょ銀行や外国送金サービスの送金手数料に加えて、適用となる為替レートを徹底比較しました!
【海外送金】送金手数料比較(大手5銀行+3サービス)
大手都市銀行3行・ゆうちょ銀行に加え、人気の送金サービス4つの「送金手数料」・「適用レート」の比較をしてみました。
10万円送金時の手数料を比較しています。
10万円送金時 | 海外送金 手数料 |
手数料 算出式 |
---|---|---|
三菱東京UFJ銀行 | 5,500円 | 定額 |
三井住友銀行 | 4,000円 | 定額 |
みずほ銀行 | 5,500円 | 定額 |
ゆうちょダイレクト | 2,000円 | 定額 |
docomo海外送金 キャンペーンコード: 10857713 |
1,000円 | 定額 |
セブン銀行海外送金 (Western Union) |
2,000円 | 送金額 で変動 |
PayPal (レートは参考値) |
3,940円 | 3.9%+ 40円 受取側負担 |
Transfer Wise | 650円 | 0.55%+ 100円 |
送金手数料は、「Transfer Wise」と「docomo海外送金」が安いですね。
しかし!送金手数料の比較だけで、判断するのは危険です。
手数料だけで判断すると大損します。
「海外送金」「外国送金」のサービスで気をつけなければならないのが、送金手数料だけで比較すると、損するケースが多々あるという点です。
今回、人気の大手8サービスで比較していますが、国際送金時に適用となる為替レートには驚くほど開きがあります。
各銀行・各サービスで、円貨から現地通貨への両替に際して適用する為替レートが異なる為で、手数料が安い場合、両替手数料が上乗せされた為替レートであることが多いです。
そこで、今回は、日本円で10万円送金した際に、現地通貨で受け取れる金額を比較しながら、銀行振込が良いのか、ゆうちょ銀行・セブン銀行からの振込が良いのか、その他、海外送金サービスが良いのか比較していきましょう!
【海外送金】為替レート比較(大手5銀行+3サービス)
続きまして、記事執筆日時点での適用レートを表にまとめてみました。
代表的な通貨である「ユーロ(EUR)」と「USドル(USD)」をまとめています。
今後、需要があれば、「人民元(CNY)」や「オーストラリアドル(AUD)」「タイバーツ(THB)」「カナダドル(CAD)」「ポンド(GBP)」なども追加予定!
サービス | 執筆日時点の 適用為替レート |
|
---|---|---|
EUR | USD | |
三菱東京UFJ銀行 | 128.25 | 113.63 |
三井住友銀行 | 128.64 | 113.86 |
みずほ銀行 | 130.09 | 114.67 |
ゆうちょダイレクト | 132.61 | 116.60 |
docomo海外送金 キャンペーンコード: 10857713 |
142.86 | 114.94 |
セブン銀行海外送金 (Western Union) |
135.21 | 117.69 |
PayPal (レートは参考値) |
133.42 | 117.41 |
Transfer Wise | 128.37 | 113.12 |
docomo海外送金でEUR圏での送金可能国がスペインだけなのですが、EURレートが驚くほど悪いですね。
レート的には、意外と「三菱東京UFJ銀行」が安いですが、手数料まで加味すると、そうでもありません。
次の項目では、10万円送金した場合、現地通貨で受取額が一番高くなるのは、どのサービスなのか比較していきましょう!
10万円送金した場合の受取額比較
上記でご紹介した各サービスで、10万円を送金した場合、現地通貨でいくら受け取れるのかを比較していきたいと思います。
【計算式】(10万円-送金手数料)÷適用レート
10万円送金 | 現地通貨 受取額 |
|
---|---|---|
EUR | USD | |
三菱東京UFJ銀行 | 736.8 | 831.6 |
三井住友銀行 | 747.7 | 843.1 |
みずほ銀行 | 726.4 | 824.1 |
ゆうちょダイレクト | 739.0 | 840.5 |
docomo海外送金 キャンペーンコード: 10857713 |
693.0 | 861.3 |
セブン銀行海外送金 (Western Union) |
721.7 | 832.7 |
PayPal (レートは参考値) |
720.0 | 818.2 |
Transfer Wise | 773.9 | 878.3 |
EURランキング(約10,400円差!)
10万円送金時に、EUR受取額のお得な順にランキングしています。
最高レートの「Transfer Wise」と最低レートの「docomo海外送金」で80.9EURの差。
日本円にすると約10,400円の差額が出ます。(10.4%の差!!)
送金額がより高額だったらと思うとゾッとしますね…。
10万円送金 | EUR 受取額 |
---|---|
Transfer Wise | 773.9 |
三井住友銀行 | 747.7 |
ゆうちょダイレクト | 739.0 |
三菱東京UFJ銀行 | 736.8 |
みずほ銀行 | 726.4 |
セブン銀行海外送金 (Western Union) |
721.7 |
PayPal (レートは参考値) |
720.0 |
docomo海外送金 キャンペーンコード: 10857713 |
693.0 |
Transfer Wiseの圧勝!
都市銀行+ゆうちょ銀行は、ほぼ横並びですね。
昔から、安い!お得!と言われているWestern Unionですが、都市銀行以下という結果に。
「docomo海外送金」は、送金可能国が限られており、EUR圏ではスペインのみに対応しています。
在留邦人の多い、ドイツ・フランス・イタリア・オランダなどは、対象外。
そもそもEURのレートが悪すぎて使わないと思いますが…。
USDランキング(約6,800円差!)
10万円送金時に、USD受取額のお得な順にランキングしています。
最高レートの「Transfer Wise」と最低レートの「PayPal」で60.1USDの差。
日本円にすると約6,800円の差額。
10万円送金時 | USD 受取額 |
---|---|
Transfer Wise | 878.3 |
docomo海外送金 キャンペーンコード: 10857713 |
861.3 |
三井住友銀行 | 843.1 |
ゆうちょダイレクト | 840.5 |
セブン銀行海外送金 (Western Union) |
832.7 |
三菱東京UFJ銀行 | 831.6 |
みずほ銀行 | 824.1 |
PayPal (レートは参考値) |
818.2 |
USDの送金でも、Transfer Wiseが圧勝!
続いて、「docomo海外送金」が2位にランクイン。
「docomo海外送金」は、docomoの契約が必須ですので、他キャリアや格安SIMご利用の方は、使えませんので、ご注意ください!
海外送金時に損しない秘訣まとめ
EURにしろ、USDにしろ、「Transfer Wise」がお得という結果になりました。
アカウント開設もオンラインで完了しますし、送金手続きも銀行振込同様ですので、便利!
都市銀行やゆうちょ銀行よりも、お得に送金できますので、家族が留学や出張・転勤などで海外在住の方には、オススメしたいサービスです。
以前は、何の疑問も持たずにPayPalで国際送金していましたが、いざこうして計算してみると、結構損したなぁ。という感じですね。笑
ちなみに、PayPalの両替レートはかなり悪いので、どうしてもPayPalで国際送金しなければならない場合には、クレジットカードでの両替を使いましょう。
こちらの記事で詳しく解説しています。
参考:PayPal手数料を安くする方法
トランスファーワイズを使ったら、トランスファーワイズの手数料2988円+中継銀行55ドル+受取側銀行10ドルかかって、思った以上に手数料がかかりました。。。
他の銀行はもっと手数料がかかるのでしょうか?
銀行は各行ごとに適用レートも異なりますし、手数料も異なります。
今回、中継銀行手数料が高いですね!
Transfer Wiseでは、基本的に中継銀行手数料は掛からないはずです。
下記いずれかに該当していませんか?
・アメリカ以外の国宛にUSドルの送金
・南アフリカへの送金