今回、うちの奥さんのドイツ口座への送金を「PayPal」と「WISE(旧名:Transfer Wise)」で比較した結果をご紹介していきたいと思います。
奥さんの受取方法は、PayPalのドイツアカウント、ベルリン貯蓄銀行口座(Berliner Sparkasse)となります。
条件としては同日の同時間帯(ズレは数分程度)に、受取額20EURとして送金し、
送金に掛かった日本円と受取できたEURから、実質レートを算出して比較していきます。
それぞれの留意点
それぞれの数字をご紹介する前に、それぞれの留意点がありますので、かんたんに説明しておきます。
PayPal
PayPalでは、受取人サイドに、受取手数料的なものが発生し、それが差し引かれた金額がPayPal口座に入金となります。
今回のケースでは、受取額20EURとして送金していますが、実際に奥さんのPayPal口座に入金されたのは、18.55EURでした。
1.45EURが手数料として差し引かれています。
WISE
WISEでは、WISE口座への入金に銀行振込かデビットカードが利用可能です。
(クレジットカードは利用不可)
銀行振込では当然、振込手数料が発生するので、デビットカードを選択し、PayPay銀行デビットカードでの決済を試みましたが、否認されてしまい決済できませんでした。(残高は十分ある状態)
そのため、止む無く、銀行振込で入金したので、振込時に発生した振込手数料(110円)も加味して算出しています。
【結果】実質レート約9.5円!
下記が送金に掛かった日本円と受取EURの表となります。
結論としては、「WISE」の方が断然オススメ!という結果になりました。
20EUR送金時 | PayPal | WISE |
---|---|---|
送金額(JPY) | 2,977円 | 2,910円 |
振込手数料 | – | 110円 |
受取額(EUR) | 18.55 EUR | 20 EUR |
実質レート | 160.48円 | 151円 |
上記WISEの送金額(JPY)には、2,910円(20EUR)をWISE口座に入金する為に、国内銀行口座の送金手数料110円が掛かっています。
送金手数料を含めた合計3,020円を20EURで割って実質レートを算出していますが、実際の適用レートは2,910円/20EURで145.5円となっています。
高額になればなるほど、WISEの方がお得になりそうですね。
今度は、もう少し大きい額で比較してみたいと思います。
【WISEクーポン】送金手数料割引クーポン
自分では、このクーポンコードを試せないので、詳細はわかりませんが、最大75,000円分までの送金手数料無料クーポンが下記URLから取得可能です。
75,000円以上の送金に関しては、75,000円を超えた分に対して送金手数料が掛かる模様です。
いずれにせよ、クーポンなしよりお得なのは間違いないので、下記ご活用ください。
【必読】PayPalで通貨換算をPayPalにしてはいけない
以前の記事「PayPal決済時に3%安くする方法」でもご紹介しましたが、PayPal送金時に、「通貨換算 PayPal」のまま送金している方がいらっしゃいましたら、すぐにやめましょう。
今回、当記事上部で、PayPalでの20EURの送金に掛かった日本円を2,977円と紹介していますが、これは「通貨換算 クレジットカード」での金額です。
もし、「通貨換算 PayPal」で行っていると、3,034円取られています。
これは、外貨換金手数料がPayPalよりもクレジットカードの方が安い為です。
国際ブランドによって、外貨換金手数料は異なると思いますが、上記はVISAカードの例となります。
今回の例では、2%の差額が出ていますので、通貨換算をPayPalで行うメリットは全くありません!
ご注意を!
送金のみならず、海外サイトでの買い物等での決済時も同様です!
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