ヨーロッパへ荷物を送る料金と日数の比較!ドイツ・イタリア・フランス・スイス・オランダ・ベルギー等

国際郵便

ヨーロッパへ荷物を送らないと…。そんなときにふと頭をよぎるのが、国際郵便って送料べらぼうに高そう!ということ。
今回は、日本からヨーロッパ各国(ドイツ・イタリア・フランス・スイス・オランダ・ベルギー・イギリスなどなど)へ国際小包を送る際の料金を比較してみましたので、参考になれば幸いです。

筆者の奥さんがドイツ人なので、日本からドイツで検索・比較していたのですが、結局、値段はヨーロッパの大半の国で同額のようなので、ヨーロッパへの国際小包の料金比較という形で加筆修正しました。

日本からヨーロッパへ荷物を送る方法

まず、日本からヨーロッパへ荷物を送る方法として、下記2つの業者が主流となっています。

日本郵便(航空便・船便)
クロネコヤマト(航空便)

下記4業者も日本からヨーロッパへの配送に対応していますが、料金が比にならないほど高額の為、今回は省略しています。
急を要するビジネス向けといった感じで、最速2日程度で配送されるようですが、1kgの荷物でも3万円~7万円程度と超高額。
もはや、エコノミークラスのチケットが買えそうな金額です。笑
おそらくですが、法人の大口取引を主体としていて、個人向け料金がべらぼうに高く設定している気がします。

UPS
FedEx
DHL
OCS(ANAグループ)

その他、「ハンドキャリー便」という、配送業者の人に荷物をもって飛行機に載ってもらい、配送先まで届けてもらうサービスもありますが、往復航空券代金+現地移動費+人件費がかかるので死ぬほど高額です。
当然ですが、今回は、こちらも却下しています。笑

4種類ある輸送方法

上記で、一般的なのは、「日本郵便」と「クロネコヤマト」ですよー。とご紹介しましたが、日本郵便では4種類の輸送方法があり、それぞれ料金と日数が異なります。

日本郵便で選択できる4種類の輸送方法は下記の通りです。
(クロネコヤマトでは航空便のみ)

  1. EMS
  2. 航空便
  3. SAL便
  4. 船便

基本的には、EMSが最も高額で最も早く、船便が最も安価で最も遅いです。
(ただし、2,001g以上では、EMSより航空便の方が高くなるという不思議な現象が発生します。)

EMS・航空便・SAL便はいずれも、飛行機で配送する方法です。
SAL便はエコノミー航空便とも言われ、空きのある航空便に乗せることで、配送日数が長くなります。
航空便は通常の航空便、EMSは速達の航空便といったイメージですね。

次の項目で詳しく、日数と料金を一覧にしていきます。

【輸送方法別】料金・日数

日本郵便の4種類の輸送方法とクロネコヤマトの国際宅急便で必要となる料金・日数を一覧で比較していきましょう!
荷物の条件は、下記の通りです。

基本的に、西欧・北欧で統一料金となっているようです。
代表的な国名でいうと、
ドイツ・イタリア・フランス・イギリス・スイス・オランダ・ベルギー・オーストリア等の西ヨーロッパ諸国、
‎ノルウェー · ‎スウェーデン · ‎フィンランド · ‎デンマーク・アイスランド等の北ヨーロッパ諸国。

ただし、クロネコヤマトの国際宅急便では、ロシアやバルト三国(エストニア、ラトヴィア、リトアニア)などが「ゾーン4」と定義されていて、「ゾーン3」に該当するヨーロッパ諸国よりも料金が高くなっています。

2kg以内の小包の料金・日数

日本郵便:2kg以内 3辺合計90cm以内(小型包装物)
クロネコヤマト:2kg以内 3辺合計60cm以内

業者 配送方法 日数 料金
日本郵便 EMS 3日 5,000円
航空便 5日 2,760円
SAL便 2週間前後 2,080円
船便 2ヶ月前後 1,080円
クロネコヤマト 国際宅急便 4日~6日 3,200円

5kg以内の小包の料金・日数

日本郵便:5kg以内 3辺合計については配送先国の国際郵便条件に準ずる
クロネコヤマト:5kg以内 3辺合計80cm以内

業者 配送方法 日数 料金
日本郵便 EMS 3日 9,800円
航空便 5日 10,150円
SAL便 2週間前後 7,300円
船便 2ヶ月前後 4,000円
クロネコヤマト 国際宅急便 4日~6日 5,350円

10kg以内の小包の料金・日数

日本郵便:10kg以内 3辺合計については配送先国の国際郵便条件に準ずる
クロネコヤマト:10kg以内 3辺合計100cm以内

業者 配送方法 日数 料金
日本郵便 EMS 3日 16,600円
航空便 5日 17,650円
SAL便 2週間前後 12,550円
船便 2ヶ月前後 6,750円
クロネコヤマト 国際宅急便 4日~6日 10,150円

【重量別】日本郵便・ヤマトの国際郵便料金比較

クロネコヤマトの国際宅急便は、日本郵便の「航空便」相当のサービスなので、日本郵便の航空便とクロネコヤマト国際宅急便を荷物の重量別で比較していきます。
ただし、日本郵便では2,001g以上の場合、航空便よりもEMSの方が安くなるので、3kg/4kg/5kgではEMSの料金を掲載しています。

業者 1kg 2kg 3kg 4kg 5kg
クロネコヤマト 金額 1,500円 3,200円 5,350円
条件 B4以内 60cm以内 80cm以内
日本郵便 金額 1,860円 2,760円 6,600円 8,200円 9,800円
条件 長さ 1.5m、長さと長さ以外の方向に計った最大の横周との合計3m

日本郵便の荷物条件は、多くのヨーロッパ諸国で「長さ 1.5m、長さと長さ以外の方向に計った最大の横周との合計3m」となっています。
つまり、最長辺の長さが最大1.5mかつ、(幅+高)×2+長さ=3m以内ということです。
国内の荷物だと3辺合計(長さ+高さ+幅)が当たり前なので、計算方法が異なりますね。

一部、条件が上記と異なる国があるかもしれませんので、郵便局窓口もしくは、オンラインで閲覧できる「国際郵便条件表」で配送先国の条件欄をご確認ください。

【注意点】禁制品・禁止物品・条件付許容物品

禁制品(禁止物品)や条件付許容物品は、配送先国によって規定が異なります。

武器・弾薬・麻薬・わいせつ物・危険物品が送れないのは当然として、料理酒・みりん・小麦粉などの身近な調味料なども禁制品です。

詳しくは、クロネコヤマト国別ガイドの「禁制品」欄、日本郵便国際郵便条件表の「輸入を禁止される物品及び条件付で輸入を許される物品」欄をご確認ください。

【割引テクニック】持ち込み・切手を活用すべし!

少しでも国際郵便の送料を安くしたい!ということで、今回、比較表を作成したのですが、さらに安くする為のちょっとしたテクニックがあるので、ご紹介しておきます。

まず、クロネコヤマトでは、直営店への持ち込みで持ち込み割引「荷物1つにつき100円割引」が適用されます。
国際送料の高さから考えると割安感はほぼ無いので、直営店が自宅近くにある方ぐらいでしょうか。笑

郵便局の場合には、EMS/航空便/SAL便/船便ともに、持ち込み割引は対象外となっています。
同時差し出し割引というものがあり、一度に10個以上の国際小包を発送すると、10%割引となりますが、これも一般人には関係のない割引です。

そこで活用したいのが、金券ショップの切手を活用する方法です。
金券ショップでは、切手が額面の95%程度で販売されており、EMS/航空便/SAL便/船便ともに、切手での支払いが可能です。
つまり、金券ショップで購入した切手で支払えば5%OFFとなります!

【まとめ】結局、国際郵便はどこが一番安いの?

3kg以上なら、クロネコヤマトの国際宅急便が安い!
ただし、クロネコヤマトの国際宅急便の荷物条件(3辺の大きさ)は日本郵便よりも厳しい!

なので、軽いけど荷物が大きい場合には、日本郵便の方が安くなる場合があります。

例えば、1kg・3辺合計80cmの場合、
クロネコヤマト:5,350円
日本郵便(航空便):1,860円
と圧倒的に、日本郵便の航空便がお得です。

あとは、配送までに時間がかかっても良いという場合には、
日本郵便の船便(2ヶ月前後)が一番オトクです。

外国送金の方法も比較!

今回は、国際配送の料金を比較しましたが、別の記事で国際送金の手数料・現地での受取額を比較しています。
こちらも参考にしてもらえると思います。

参考:海外送金手数料の比較

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