いざ、ドイツの戸籍役場で婚姻手続き
すべての書類が揃い、戸籍役場(日本で言う区役所?)へ行くと、
結婚式の予約を取ります。
書類の準備や必要書類などの結婚に向けての事前準備に関しては、別のページにまとめています!
・ドイツ人との結婚に必要な書類一覧と取得方法
「役所で結婚式の予約を取る」、日本人からすると全く意味がわからないのですが、戸籍役場に式場が併設されていて、ここの予約を取るということらしいです。
つまり、ここで予約した日が結婚式の日となり、結婚記念日となります。
ベルリンから少し外れたブランデンブルク州の戸籍役場を利用した為か、事前にある程度の書類を渡していた為か、すべての書類を渡し終えた翌日に予約が取れました。
彼女のドイツでの住所登録は、ベルリンの中心部だったのですが、ベルリン中心部の戸籍役場では予約がしばらく埋まっていて、日本への帰国予定日までに間に合わないという判断から、彼女の住民票をブランデンブルクの実家住所に移して、ブランデンブルクの戸籍役場で手続きをする。という手法を用いました。笑
謎の質問「親族じゃないよね?」
これは、役所の人が、必ず聞かなければならない質問だと思うのですが、
「あなた方は兄弟や親戚ではないですよね?」みたいなことを聞かれました。
誰がどうみても、血縁関係ないだろ!と思いながら、笑ってしまいましたが…。笑
【ドイツの伝統】結婚式前日 編
結婚式前日は、花嫁と花婿はベッドを別々にするというしきたりを行いました。
結婚式前日から、花嫁と花婿は顔を合わせることなく、結婚式当日の花嫁入場で1日ぶりに顔を合わせるというのがドイツの伝統?のようです。
ブランデンブルクでの結婚式当日
夕方5時に予約を取っていたので、その15分ほど前に、戸籍役場併設の式場に到着。
事前に、戸籍役場の担当官から、「結婚式当日には、誰でもいいからドルメチャー(通訳)を連れてきてください。」と言われていたので、通訳を用意。
ドイツ語が分かる方なら、不必要ですし、担当官によっては英語で式を進めてくれるかもしれません。
今回の戸籍役場の担当官は、英語が話せる方なのですが、「参列する彼女の家族のおじいちゃん・おばあちゃん達が英語分からないんだから、ドイツ語で進めましょう。」ということで、通訳が必要になりました。
ドイツ式 結婚式の流れ
いよいよ、ドイツ式での結婚式が始まりました。
式の司会は、戸籍役場の担当官。笑
ドイツ語で質問をぶつけてきます。
最初に、
司会:「あなたは、独身であることに間違いありませんか?」
僕 :「Ja-!」
彼女に対しても、何か質問してました。
この質問コーナーが5分くらいかな?
続いて、
書類へのサインの時間。
なんだかよくわからない書類にサインを求められます。
夫婦揃ってサイン。
続いて、
指輪交換。
お互い指輪をはめ合います。
これで終わり。
結婚式自体は、30分も掛かりませんでした。
写真撮影やら親族との個別の挨拶も含めて、1時間程度で終了。
ドイツ式 披露宴の流れ
今回は、
・彼女のワーキングホリデービザの期限が近い事
・本来、今回の彼女のドイツへの一時帰国の目的は、出生証明書を取得する為だった事
・出生証明書が不要となり、今回の一時帰国の間に婚姻手続きをしてしまおうと、急遽決まったこと
など、さまざまな理由があり、式場の手配などは全くする時間がありませんでした。
彼女から、「出生証明書いらないって!」って電話があった日に、チケットを予約し、その翌々日に日本を発ったので、向こうのご両親・ご家族にも大変なご迷惑をお掛けしました。笑
日程がかなり急だったこと、日本でも披露宴的なことはやる為、僕の家族は来ないことに。
こういった背景もあり、結婚式・披露宴ともに、彼女の家族+僕の親友という非常にコンパクトなもの。
場所は、彼女の実家の庭で披露宴的なパーティーをやりました。
日本の披露宴のように、余興的なものも用意せず、みんなでケータリングの食事を楽しむという感じ。
【ドイツの伝統】披露宴 編
これも日本人からすると奇妙なものばかり。
車のデコレーション
車にデコレーションをします。
ハートのオーナメントをつけたり、旗をつけたり、ひと目で「今日、結婚式なんです!」とアピールするような感じ。
日本人の感覚からすると、恥ずかしいぜ!って感じです。
クラクションを鳴らしまくる
戸籍役場(Standesamt)併設の式場から、披露宴会場への移動の際に、みんなで車移動となるのですが、僕らが載っている車も含め、この車列のすべての車がクラクションを鳴らしまくります。笑
クラクションに反応してか、デコレーションに反応してか、対向車がクラクション鳴らし返して来て、笑顔で手振ってくれたり、祝ってくれました。笑
塩とパンと水
披露宴会場につくと、
塩と小さなパンと小さなグラスに注がれた水が出てきます。
この儀式をするタイミングはバラバラかもしれません。
パンを塩につけて食べた後、グラスの水を飲み干す。
という儀式。
この儀式の意味を聞くと、
「一生、食事に困らないように。」という意味合いがあるそうです。
【初の共同作業1】布をハート型に切り抜く
事前に、家族がハートが目一杯のサイズで書かれた、2メートル四方ぐらいの大きな布を用意してくれています。
この布をハート型に一緒に切り抜きます。
【初の共同作業2】お姫様だっこでハート型をくぐる
さっき、切り取ったので、用意された布には、ハート型の大きな穴があいていますよね?
このハート型の穴をお姫様だっこをして、くぐるという儀式があります。
僕は、なんとかうまくできましたが、これがうまくできないと、どうなるのかは分かりません。笑
もし失敗したら、一生、詰められそうです。笑
【初の共同作業3】丸太を一緒に切る
これもわけわからん!
なぜか、
小さい丸太と、このために買ったのかと疑いたくなる、二人用ノコギリ(二人挽き鋸)がおいてあります。
これを二人で切れとのこと。
幸い、制限時間等は無いようで助かりましたが、笑
意外と難しい。
多分2分ぐらい掛かりましたが、無事、切ることが出来ました。
めでたしめでたし。
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