ドイツのDSL回線契約で、自分のルーターを使う方法

DSLコネクター

VodafoneからレンタルしているルーターのWi-Fiが弱すぎる!
ということで、2年契約が終了するタイミングということで、プラン変更するとともに、次回契約では、モデムレンタルはせず、自分で購入して使うことにしました。

ドイツでのモデム・ルーター事情

ドイツで自宅のネット回線を契約するとなると、基本的に、Telekom・Vodafone・O2・1&1・MAINGAUと言ったプロバイダとDSL契約をすることになります。
(ドイツでは、光ファイバーは一般的ではなくADSLがメイン。)

その際に、日本の光回線で言うところの「ONU」にあたる、「ADSLモデム」というものが必要になり、一般的にはプロバイダーからレンタルされるものを使います。
レンタルされるモデム/ルーターは、AVMというメーカーの「FRITZ!Box」というモデムが主流です。

我が家の旧プランは、Vodafone Kabelなので、レンタルモデムは「Vodafone Station(CGA4233DE)」でした。

自分でモデムを用意すれば、レンタル料は不要

日本人の感覚からすると、「えっ?」となるのですが、このADSLモデムはレンタルをせずに、AmazonやMediaMarkt/Saturnなどで販売されているものを使うことも出来ます。

日本の光回線にあてはめて考えるなら、ONUがAmazonで販売されているようなものですから、そんな事あるの?という感じですよね。

筆者が用意したルーター

筆者のように、プロバイダや代理店提供のモデムを借りない場合、”ADSLモデム内蔵”のルーターを探す必要があります。

選択肢はかなり少ないのが現状。

訳わからんメーカーのものを避けていくと、必然的に、日本でもシェアを伸ばしつつある台湾「TP-Link」製のモデム内蔵ルーターしか選択肢に残りませんでした。

それがこちら。
TP-Link VR2100v

ADSLモデム内蔵の無線LANルーターで、Telekom/Vodafone/1&1/O2などのDSL回線に対応しています。

18ヶ月で元が取れる

Vodafone Stationのレンタル料は、毎月7.99Eur
今回購入したVR2100vは、139Eur

18ヶ月で元が取れる計算。
Wi-Fiの安定性も向上して、結果は大満足です。

モデムの設定方法(TP-Link VR2100v)

モデムをレンタルしない場合、プロバイダから設定等に関するサポートは受けられないので少し不安でしたが、非常にかんたん。

誰でもできます!

1. 開梱し、電源とDSL配線を接続

まず、ルーターを開梱したら、図解通りに接続していきます。
接続には、VR2100vに付属のコネクタと付属のケーブルを用いて、壁のDSLソケットに接続します。

コンセントの横についている、日本人には見たことのない、ギザギザの縦線が3つ並んでいるソケットに接続します。
3つのうち、1箇所にしか入らないので、挿し間違いはないハズです。

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2. 設定画面にアクセス

VR2100vに電源投入後、VR2100vのWi-Fiに接続します。
ブラウザのURL入力欄に、「192.168.1.1」と入力しアクセス。

VR2100vの管理画面が開きます。
初回アクセス時に限り、管理画面のパスワード設定画面が開きますので、パスワードを設定します。

その後、自動的に、設定ウィザードが開きます。
開かない場合、画面上部の「Quick Setup」をクリックし、画面の案内に従って進めていきます。

vr2100v設定画面

3. DSL契約のID/PWを入力

筆者はVodafoneでのTelekom回線契約なのですが、モデムの初期設定で一点つまづきました。

DSL契約のID/PW入力を求められるのですが、ID/PWと言えば、My Vodafoneしか思いつかず、これを入力しても接続できませんでした。

Vodafone Fehler 691

ここには、DSL契約のID/PWを入力必要があります。

Vodafoneの場合、IDの形式は、「vodafone-vdsl.komplett/vb########」となっています。
(#の部分は数字)
パスワードは、同時に発行されているアルファベット8文字のものです。

契約後に発行される書面の「Ihr Internet-Zugang」というところに、記載があります。

Benutzername ← モデムの設定画面で入力するID
Passwort ← モデムの設定画面で入力するPW

DSL ID PW入力

4. 接続完了!

一番つまづくであろうポイントはID/PWの部分のみで、他は本当にかんたんです。
レンタルモデムのWi-Fiが良くないという場合には、ぜひ、試してみてください。

レンタルモデムにWi-Fiルーターを接続するのももちろんアリですが、レンタル代を払い続けながら、Wi-Fiルーターを買い足すぐらいなら、VR2100vのようなモデム内蔵のWi-Fiルーターがオススメです!

【要注意】ドイツ仕様とヨーロッパ仕様は違う

どうやら、VR2100vにかぎらず、ADSLモデム内蔵ルーターは、「ドイツ向け」と「ヨーロッパ向け」が存在するようで、ドイツ国内で使用するには「ドイツ向け」を購入する必要があるようです。

Amazonで購入する場合は、「Fur Germany」となっているかどうか必ず確認してください。
MediaMarktやSATURNで購入する場合、ドイツ向けとなっていますので、安心です。

ドイツでルーター等の家電製品を安く買う方法

ドイツで家電製品を買うと言えば、「Amazon」「MediaMarkt」「SATURN」のいずれかが一番の候補に挙がると思います。

これらでもし価格が同じ場合には、「Shoop.de」を経由して、「MediaMarkt」「SATURN」で購入することで、2%キャッシュバックとなりますので、お得です。
(今回の「TP-Link VR2100v」も3社で同価格だったので、MediaMarktで購入)

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10ユーロキャッシュバック+2%キャッシュバックなので、だいぶお得になります。

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